[対談:前編] コミュニケーションデザインを韓国で広める

【インタビュアー:ティクーン】 こんにちは、皆さん。今日は特別なゲスト、コミュニケーションデザイナーであるERICAさんをお招きしました。ERICAさんは韓国でコミュニケーションデザインの重要性を広め、その力を発揮したいという意欲的な方です。どうぞよろしくお願いいたします。​​


【ERICA】 こんにちは、ティクーンさん。私もこちらこそよろしくお願いします。


【ティクーン】 まず、ERICAさんがコミュニケーションデザインに興味を持ったきっかけは何でしたか?


【ERICA】 私立京都芸術大学の情報デザイン学科で学んでいたことがきっかけです。情報デザインの中でコミュニケーションデザインに触れたとき、企業と消費者との関係性をより良いものにすることの重要性を感じました。言われた通りのモノをデザインするのではなく、クライアントが伝えたいメッセージをデザインすることで、関係性や関わりを作ることができるという考え方に惹かれました。


【ティクーン】 興味深いですね。では、卒業後はどのような経歴を積まれたのでしょうか?


【ERICA】 卒業後は、業界NO.1の歯科医療を幅広くサポートしている製造会社で日本のマーケティングに従事しました。デザインを学んだ経験を活かしながら、マーケティングの世界に身を置くことで、コミュニケーションデザインの実践的な側面にも触れることができました。


【ティクーン】 なるほど。その後、なぜコミュニケーションデザインの道からマーケティングの道に進まれたのでしょうか?


【ERICA】 それは、「コトづくり」に着目したからです。一般的なグラフィックデザインやWEBデザインは言われた通りのモノを作ります。大学でもモノづくりについてはたくさん学べたのですが、コトづくりについてはあまり触れられませんでした。私はお客さんとコトを共有するデザインがしたいと思いました。お客さんとの関係を築き、彼らの心に響くコミュニケーションをデザインすることで、より深い繋がりを持つことができると信じたのです。


【ティクーン】 素晴らしい志ですね。コミュニケーションデザインとは一体何なのでしょうか?


【ERICA】 コミュニケーションデザインとは、情報やメッセージを効果的に伝えるためにデザインの原則や手法を適用するプロセスです。ビジュアルデザインや文章表現だけでなく、コミュニケーションの目的やターゲットオーディエンスを理解し、メッセージを明確かつ魅力的に伝えるための戦略的なアプローチも含まれます。いわば、「言葉だけでは伝わりにくい情報をデザインを通じて伝える」プロセスと言えます。

(続く)


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