インボイスの悩み、やるべきかやらないべきか、それが問題である

freeeがインボイス制度に関するアンケート調査を公表


ティクーンではインボイスへの対応が速やかになされている。業務上、特に複雑になったこともない。顧客がネット上でインボイスを申請できるように、サイトを自動化したからである。その仕組みを導入するかどうか、悩むまでもなかった。新しい制度に合わせてシステムを整えていくことに、アップデートの時間が要されただけである。

しかし、インボイス制度に対応するために、個人事業主の7割以上は頭を抱えている。売り上げの基準を考慮しながら、登録申請することがプラスになるかマイナスになるか、その判断を下すこと自体がストレスである。だだでさえ景気が悪い中で頭を抱えているのに、選択肢が増えたことで、さらに悩みが増えたといえよう。

現代人にとって選択の自由は、喜びでもあり、ストレスでもある。選択肢が少なければ面白くないが、多いすぎるのも困る。検討することに必要な時間も取られるし、比較することに必要なエネルギーも消耗する。同時に比較するという人間の処理能力からみても、選択の幅には限りがある。

26種類のジャムから選んで買うよりも、6種類のジャムから選んで買う方がましという「ジャム理論」がある。それは仕事も人生も同じである。選択の道が、6通りならいいが、26通り以上あったとしよう。しかも、そんな課題がいくつも重なったとすれば、道に迷ってしまう。

それは当社も同じである。広報や販売をするにしても、オフラインからオンラインまで、方法手段があまりに多すぎる。まともに比較検討を始めると、業務が中断してしまう。紙媒体や老舗の時代が懐かしい。レトロな時代のシンプルさに憧れる。

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