UA(旧Googleアナリティクス)のサービスが2023年7月に終了。GA4(Google Analytics 4)への移行が促されている。PCやWEBを中心に訪問者クリック数を解析してきたUAから、タブレットやアプリをも解析できるGA4への転換である。しかし、それに対応していない旧システムを利用している現場は、思い通りに統計が出せず、苦悩の日々を送っている。「今までは、それなりに出せたのに、8月以降はまともに報告資料が出せない……」
どうして集計が出ないか、定例会議で催促されるが、「Googleがいけないんです」とは言えない。それを理解し得る報告資料を作成することが、急務となる。それは、当社も同様である。なぜなら当グループのメールマガジンが、Ameba Ownd (アメーバ オウンド)を使用しており、それがまだGA4に対応していないからである。いつになったらアメーバ オウンドはバージョンアップするのだろうか……、期待と焦りが交錯する。その結果、複雑な手作業で、時間をかけて集計報告を作成せざるを得なくなる。
どうして報告が遅いのか、はたまた会議で促されれば、「アメーバ オウンドがいけないんです」とは言えない。よって、その原因と対策に関する報告書をまた作成することになる。いつの間にか、人間がシステムに指示する時代から、システムが人間に要求を迫る時代に移行したとも言えよう。
手に持った携帯さえも、毎日のようにアプリがバージョンアップを要求してくる。システムの自動化は、実生活を便利にしてくれたが、それを使いこなせるかというと、それはまた別の話である。頻繁なバージョンアップについていけなくなれば、現代社会から取り残されてしまう。旧システムも人間も、GA4へとバージョンアップしていかなければならない。
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